「料理上手になりたい!」と思って、
料理教室へ通ったり、
私もかつてはそうでした。
先生と同じように丁寧に作ったはずなのに、
その原因は、あなたの腕やセンスにあるのではありません。
実は、「料理道具」にあるんです。
10年越しの「きんぴら」と、夫の言葉
料理を習っていたころ、
先生が作る「ごぼうと人参のきんぴら」
どうしても家で再現できませんでした。
使う調味料は醤油だけなのに、
何度やっても同じようには作れず、
それから、10年という月日が流れたとき。
奥津典子先生が鉄のフライパンで作った
「ごま塩」
ふわっふわで、まろやかな塩味。
「ああ、これはテフロンのフライパンでは絶対に無理だ」
そう確信した瞬間でした。
それでも、まだ悩みます。
「鉄のフライパンなんて、私に手入れができるの?」
「結局買っても、テフロンに戻ってしまうんじゃない?」
そんな私の背中を押してくれたのは、夫の一言でした。
楽器を演奏する夫は、
自身の経験からこう言ったのです。
「道具が教えてくれることって、すごく大きいよ」
まさしくその通り。
「道具」が料理を教えてくれる
その言葉を信じて、
さっそく「きんぴら」を作ってみると、
本当に「まさしくその通り」でした。
鉄のフライパンは、
素材を活かす火の入れ方を教えてくれました。
鍛冶屋さんで買った鉄の包丁は、
普通の鍋からストウブに変えたら、
道具を変えるだけで、
料理そのものが変わったのです。
遠回りせず、まず「真似る」ことから
「道具なんてどれも同じ」と思いがちですが、
熱伝導率や素材、
料理の「美味しい」と「イマイチ」
料理上手への一番の近道は、
好きな料理研究家や先生、
憧れのレシピを書いている人が、
まずはそれを、そのまま真似してみることです。
道具への投資は、
日々のストレスを減らし、
「未来への投資」です。
頑張って作ったのに美味しくない、
という徒労感は、
でも、良質な道具はあなたの腕を確実に底上げしてくれます。
「自分にはまだ早い」と思っている道具こそ、
最高の先生になってくれ


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